2026-04-20DX地域

岐阜・東海エリアのDX推進が地方創生のカギになる理由と実践の第一歩

D
DigiTech Quest 運営

岐阜県をはじめとする東海エリアでは、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が地方創生の重要なテーマとして注目されています。

人口減少や産業の担い手不足が進む地方において、デジタル技術の活用は「あったらいいもの」ではなく「なくてはならないもの」へと変わりつつあります。この記事では、岐阜・東海エリアのDX動向と課題を整理し、地方からDXを推進する意義について考えます。

岐阜・東海エリアのDX推進状況

東海エリアは、自動車産業を中心とした製造業の集積地として知られています。一方で岐阜県は、製造業に加えて観光・農業・伝統工芸など多様な産業を抱える地域です。

これらの産業におけるDXの現状には、次のような特徴があります。

  • 製造業: 大手企業ではスマートファクトリー化が進む一方、中小企業ではデジタル化の遅れが課題
  • 観光業: インバウンド回復に伴い、多言語対応やデータ活用による集客が急務
  • 農業: 高齢化が深刻で、IoTやAIを使った省力化への期待が高い
  • 行政: 自治体DXランキングで東海エリアの市町村は全国平均を下回る傾向

総務省の調査によると、地方自治体のDX推進において「人材不足」を最大の障壁に挙げる自治体は7割を超えています。技術の問題ではなく、人の問題がDX推進の最大のボトルネックなのです。

地方からDXを推進する意義とは

「DXは都市部のもの」というイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし実際には、地方こそDXのインパクトが大きい領域です。

その理由は明確です。

課題の深刻さがDXの効果を高める

都市部と比べて人手不足や高齢化が進む地方では、1つのデジタルソリューションがもたらす改善効果が相対的に大きくなります。たとえば、紙ベースで行っていた業務をデジタル化するだけで、少ない人員でも同等以上のサービスを維持できるようになります。

地域の独自資源とデジタルの掛け算

岐阜県には飛騨高山の観光資源、美濃焼や関の刃物といった伝統産業、豊かな自然環境など、独自の強みがあります。これらにデジタル技術を掛け合わせることで、新しい価値を生み出せる可能性があります。

ECサイトやSNSを活用した伝統工芸品の販路拡大、AIによる観光ルートの最適化など、地域資源×DXの組み合わせは無限です。

DX人材の育成が地方創生のカギ

DX推進の最大の課題が「人材」である以上、地方創生の成否はDX人材をいかに育成・確保するかにかかっています。

特に重要なのは、地域の課題を理解した上でデジタル技術を使える人材です。プログラミングスキルだけでなく、以下のような力が求められます。

  • 地域の産業構造や文化を理解する力
  • 現場のニーズをヒアリングし、課題を定義する力
  • AIやデータ分析を実際のビジネスに落とし込む力
  • チームで協働しプロジェクトを推進する力

こうしたスキルは教科書だけでは身につきません。実際の課題に向き合い、手を動かして解決策を形にする経験が不可欠です。

岐阜から始まった体験型DXコンテストの挑戦

このような背景の中、岐阜から生まれた取り組みがDigiTech Questです。学生と企業がチームを組み、実社会のDX課題にAI・プログラミングを活用して挑む体験型コンテストとして、2024年に岐阜大学で初開催されました。

初年度は4チームが参加し、地域企業の実際の課題に取り組みました。2025年にはスポンサーが11社に拡大し、実務経験豊富なメンターによるサポート体制も充実。参加学生は単なるプログラミング演習ではなく、企業が実際に抱える課題を解決するプロダクト開発を経験しています。

このような実践の場があることで、地方にいながら実務レベルのDXスキルを磨ける環境が整いつつあります。

2026年、岐阜でDXの実践に挑戦しよう

DigiTech Quest 2026 in 岐阜は、2026年8月8日〜8月29日に岐阜大学(予定)で開催されます。応募締切は7月中旬です。

参加することで得られるものは多岐にわたります。

  • 企業の実課題に取り組むリアルな開発経験
  • メンターからの実践的なフィードバック
  • チーム開発を通じた協働スキル
  • 賞金・企業賞の獲得チャンス

岐阜・東海エリアのDX推進を担う次世代の人材として、この夏、一歩を踏み出してみませんか。プログラミング初心者でも、課題解決への意欲があれば参加できます。

詳しい内容や応募方法は、DigiTech Quest 2026 in 岐阜のイベントページをご確認ください。